2009-12-28 深夜バスに乗って 旅 駅前始発のバスにのって 深夜の国道をとろとろと帰る。 終着のバス乗り場までには 街中を越えて暗がりの道を走る。 とろりとろり、とろとろと走り 暗闇を抜けると 満天の星空が見えた。 一瞬の夢のようにも思えたけれど バスはまだまだ走ってゆく。 夜空に吸い込まれて このまま朝に向かって行くかもしれない。 飲みすぎた酒がまわって 境目が分からなくなる。 ガタンと音がして 終着の停留所に着いた。 あたりは静かな夜の世界だ。