浅間山に行きたい

医師で作家の南木佳士の小説、
「山行記」「草すべり、その他の短編」の2冊を読んだ。
この人は佐久総合病院の呼吸器内科の医師で芥川賞受賞後うつ病になった。
私小説作家のうつ病時代の小説は読むとつらいが
この二冊は回復傾向になって山登りをする話。
嬬恋村に生まれ故郷の病院に勤め、
看取りの医療のなかで消耗し
故郷と自分と生死を見つめる話が多い。
何度も登場する浅間山にはいまから10年前に登った。
砂礫になかを避難ドームを越えて前掛山に登ったがガスで景色はなかった。
今度の連休は山開きが近い浅間山に登りたい。