2016-01-30 行くも地獄帰るも地獄 雑感 震災のあと停止していた原発の再稼働が始まった。 東日本大震災のあと、地震速報につづいて原発の安全性報道が日常となった。 人類が手にした最強・最大のエネルギーの源は、一皮の紙の地盤の上に 危うい砂の楼閣として聳えている。 晩年アインシュタインの心の傷となった原子力の開発は 果たして、人類の幸福を招く魔法の玉手箱なのだろうか。 神ではなく、叡智を持つ小さな人間は自らの手で運命を決める存在となった。 続けるも地獄、撤退も地獄。 日本人は立ち止まり考える好機を逃したのではないか? 創世記のソドムとゴモラの逸話が脳裏に浮かぶ。